浪費家の旦那・妻をどうにかしたい!浪費癖を治す方法はある?

浪費家の旦那・妻をどうにかしたい!浪費癖を治す方法はある?

浪費癖を治す方法

旦那や妻が浪費家の場合はどうしたらいい?浪費癖の治し方

浪費癖は当人も普段それほど意識していないものの、ふと気がつけば銀行口座にお金が貯まっていなかったり、必要なときにまとまったお金がなかったりして気がつくもの。とはいえ、「我慢するのは大事」という精神論を振りかざしても仕方がありません。浪費癖を治す、もしくは上手に付き合っていくためにはどのように対策を練ればいいのでしょうか。

今回は、「浪費癖を治す方法」についてご紹介します。

旦那・妻が浪費家の場合に起こる問題

毎日の生活に必要なものや、なくても困るわけではないけれど、できれば欲しいもの、完全な嗜好品などは、自身の収入、もしくは貯蓄額に合わせて購入しなければなりません。

浪費癖がない方の場合、明らかに不相応な支出をしていると、「本当にこの支出ペースで大丈夫なのか」とどこかで歯止めがかかるもの。それがかからずに、あればあるだけお金を使ってしまう……。これが浪費家の代表的な特徴といえます。

夫婦のどちらかが浪費家の場合は生活の危機に直結するため、早急に対策を練らなければなりません。

恋人関係と結婚生活の違いは「金銭感覚」といわれることもあり、片方が浪費家ということは家庭にとって、そして夫婦にとって大きな問題につながります。

夫婦の問題は家庭の問題です。実際に夫婦のどちらかが浪費家の場合、以下のような問題が発生する可能性があります。

子どもの教育費用が貯まらない

子どもの教育費用が貯まらない

子どもの教育費用は家庭にとって大きな課題です。特に子どもが小さいうちは、すぐに学費が必要となるのではなく、一般的に、高等学校や大学に通う10年後、15年後に大きな費用が必要になります。

教育費を貯めるときの大きな問題点は、「どれくらいの費用がかかるか(子どもが小さいうちは)判然としない」ことです。

教育費は私立に行った場合、学校や地域にもよりますが、国公立の約2倍から3倍の学費がかかります。また、芸術系や医学系を希望するとなると、蓄えておくべき現預金はこの規模では収まりません。ところが子どもが小さいうちに、「大人になったら何になりたい?」と聞いたところで、子どもに質問の本質は伝わりません。そのため、親は様々な選択肢を想定して準備をしておくことが大事。

子どもの将来のために貯めたお金を片方の浪費家の親が一時的な感情で使ってしまうことなど、絶対に避けなければなりません。

老後資金が残らない

老後費用が残らない

浪費癖を放置すると、子どもだけではなく夫婦の老後にも影響します。

日本に長寿を迎える環境が整った近年、それはとても素晴らしいことなのですが、その分老後に生活費も必要となるのも事実

その一方で、公的年金を巡る環境は厳しくなっています。そのため、老後資金は公的年金だけでなく、貯蓄からも確保しなければなりません。

本来、老後資金は30代や40代といった若いうちから少しずつ貯めなければならないものです。

しかし、実際に生活費が必要になるのは老後を迎えた60歳以降のため、浪費癖のある方には「お金を貯め、手を付けてはいけない時間」が非常に長く感じられるはず。もしかしたら、何か予想外の出来事をきっかけに、老後資金として蓄えていたお金に手を付けてしまう可能性もあります。

もし使用してしまえば、今まで苦労して貯めた老後資金は返ってきません。

浪費家の旦那、妻とこれからを生きるためには、順調に貯めることと同時に、貯めたお金を「一時的な感情で使用してしまう」ことも避けなければなりません

離婚の原因になる可能性もある

離婚の原因になる可能性もある

浪費癖が発展すると、離婚の原因になる可能性もあります。
離婚は、子どもにとっては避けたいものであるうえ、それまでの貯蓄や年金保険料までも折半しなければならず、双方にメリットはほとんどありません。

浪費癖は夫婦間・家族間で最も大切な「信頼関係」を崩しかねない問題なのです。
とはいえ、大人になってから性格と金遣いは治らない、ともいわれるように、浪費癖を治すのは至難の業。そこで、多少の浪費癖があっても浪費癖が抑えられるように、いくつかの対策を考えてみましょう。

浪費家の旦那・妻の浪費癖を治す方法

【1】家計簿をつける

家計簿を付ける

浪費癖を抑える方法として、代表的な存在が「見える化」ができる家計簿です。

家計簿は、「月単位、世帯でいくらの収入が入りいくらの支出が出たのか」「結果収支は黒字なのか赤字なのか」「月ごとの結果は1年でどれくらいの貯蓄が生まれたのか」の推移を顕在化できます。
子どもの頃、夜に母親がノートのようなものに家計簿をつけるのを見たことがある方も多いでしょう。

現在ではインターネットが発展し、アナログな家計簿だけでなく、パソコンやスマートフォンのアプリなどでも家計簿がつけられるようになりました。これらインターネットの家計簿サービス(専門用語ではPFMサービスといいます)の提供により、家計簿作成の負担は大きく削減されています。

入力者の負担が削減される様々な機能の実装や、一度付けた帳簿をサービスの中で記憶し、いつでもどこでも見られることはPFMサービスの大きな魅力といえるでしょう。

「家計簿なんて面倒だ」ではなく、まずは一度、1カ月続けてみるようにしましょう。1カ月続けると、次の月に対しての「昨月」という比較対象が生まれます。
つまり、「昨月より節約できた」「昨月のこの部分が無駄遣いだとわかった」などの改善点が「見える化」するのです。
これを継続すると、浪費癖を落ち着かせる第一歩。良いきっかけになるでしょう。
それは、「昨月よりもどうにかして節約したい」という行動につながります。

【2】クレジットカードの利用を管理する

クレジットカードの利用を管理する

どれだけ家計簿に実情をしっかり記していても、実際に出ていくお金を抑えられないと浪費癖は解決しません。

次は、毎日財布に持ち歩く紙幣・硬貨を管理しましょう。
臨時出費があったときに対応できなくなるのでおすすめはできませんが、金融機関のキャッシュカードを財布から抜いて自宅に置くことも浪費を抑えるひとつの方法といえます。

もうひとつ大切なことが「クレジットカード」の管理です。
以前はクレジットカードを取り扱っていなかったお店でも、近年では取り扱いが開始されるなど、クレジットカードの利便性は大きく上昇しています。しかし、管理し切れないクレジットカードは、浪費家にとって便利なツールであると同時に、使用リスクの高いものでもあるのです。

また浪費してしまう原因として、最近では、「クレジットカードを利用している」感覚が薄れ始めていることも関係していると考えられます。これは、スマートフォンと連動したペイメント(支払い)サービスが続々と増えているためです。

近年では、スマートフォンにクレジットカード情報を入れると、端末を軽く機械に触れただけで簡単に「決済」ができるようになりました。とても利便性があるものの、これまでクレジットカードのデメリットでもあった「知らないうちに利用履歴が増えている」という課題はより大きいものとなっています。

これはクレジットカードのみならず、インターネットを介在した小売サイトなども同様です。特にこれらはクレジットカードの番号を記憶する機能など、「使用決済までのプロセス」を減らすよう仕組みを整えています。

数年前には考えられないほど「便利」になった反面、クレジットカードの利用者には使い過ぎないリテラシーが求められています。

明細をこまめにチェック

クレジットカードの使い過ぎを防ぐために何ができるか。最も簡単にできることは、「利用明細をこまめにチェックすること」です。支払期日が近くなってから利用明細の封筒が送られる以前と異なり、現在はインターネットで数日前までの利用履歴を確認できます。

ここで確認したいのが、「このくらい使ったかな」という自己認識との乖離。

利用履歴をすべて把握していればいいのですが、様々なことを同時に進める日常の中で、すべての利用履歴を把握することはほぼ不可能です。
あいまいな記憶だけで「このくらい利用した」と判断するのではなく、「定期的にインターネットで利用履歴を確認する」ことをおすすめします。各カード会社によって異なりますが、一般的に各カード会社のホームページから簡単に履歴が確認できます。
さらにここで大事なことは、「今月は5万円か」「今月は8万円まで使ってしまった」で終わらないことです。

理想は、毎月、月初めに1カ月のクレジットカード予想利用額を定めること。自身の生活スタイルとして、この額を超えたら使い過ぎかな、というラインを定めることをおすすめします。

なお、冗談のような話ですが、クレジットカードの利用を抑えながら、その分キャッシュ(現金)の支出が増えてしまっている、という話をよく耳にします。クレジットカードの利用管理はあくまで「手段」であり、「目的」ではありません。その部分を取り違えないようにしましょう。

その場合は、現在の口座残高に限って利用できる、デビットカードに変更することもおすすめです。

限度額を引き下げる

これらの方法は幾分精神的なものであり、取り掛かる最初は気合が入っているものの、そのうちにストレスがたまってくると「思わずクレジットカードを使ってしまった」ということになりがちです。その際には、心情に左右されない強制的な方法を利用しましょう。

その代表格が、思い切ってクレジットカードの限度額を引き下げることです。1カ月に使用できる利用額の上限を固定してしまうと、「あ、使い過ぎてしまった」ということは発生しません。

前述の通り、そこで現金を使ってしまってはあまり効果がないのですが、現金を持ち運ばなければ、限度額設定はとても効果的です。
一緒にご飯を食べに行く友人との関係や、日常生活に影響がない範囲でこの方法を検討するようにしましょう。

クレジットカードを1枚にまとめる

所有しているクレジットカードを1枚にまとめるのも忘れずに。

例えば、限度額を1枚5万円と設定していても、そのカードを2枚、3枚と所有していては意味がありません。
クレジットカードを1枚にまとめることで、限度額到達をもって、否応なくカード利用が止められます。

しかし、クレジットカードそのものの利用を停止すると、生きているカードのブランドでは対応できない買い物をするときに、再度カードを申し込みしなければいけないなどの手間がかかります。
そのため、使わないカードを「解約」するのではなく、常時携帯せず、自宅の本棚などにまとめて置いておくなどの「中間策」を取ることをおすすめします。
多少の年会費はかかりますが、新しいカードを作らなければならないことに比べれば手間はかかりません。

【3】小遣い制にする

小遣い制にする

浪費癖を治すひとつの賢い方法は、お金の管理を自分以外に預けてしまうこと。
小遣い制にすることはある程度の「強制力」を生むため効果は期待できますが、お金の管理は必ず家族や親など、信頼できる方にお願いしましょう。

管理するほうにも手間がかかるため、「この人の浪費癖を治したい」という強い思いを共有できる方と治す努力を重ねることが大切です。

【4】定期預金や先取り貯金をする

定期預金や先取り貯金をする

最後に、浪費癖を治す手段として有効なのが貯蓄です。それも、定期預金や先取り貯蓄といった定期性の強い貯蓄方法を選ぶようにしましょう。
給料から天引きなど、臨時出費など流されやすい支出ニーズに惑わされないことが大切です。

金利が低い昨今では、貯めることに意味合いを感じにくいかもしれませんが、浪費癖の手を出せないようにするのも預貯金の大きな意味でもあります。

浪費癖は家庭が壊れる原因になる

今回は、浪費家の旦那や妻をどうにかしたいと思ったときに取れる対策をご紹介しました。

浪費癖を治す方法には、クレジットカードを解約してしまう荒療治から、定期預金などの前向きな方法まで幅広く存在します。浪費家の旦那、妻がいる場合は、今は必要なくとも、一時的に、もしくは継続的に大きな負担となる教育費や老後資金がいつのまにかなくならないように、対策を講じてください。

夫婦、家族は恋人同士と異なり、生きていくうえでとても大切な金銭感覚を共有します。

今後の生活に影響するかもしれない「浪費癖」という大きな課題について、まずはしっかりと話し合って、適切な対策を講じましょう。今はかからないけれども一時的に、もしくは継続的に大きな負担となる教育費や老後資金への対策も忘れずに。

工藤 崇
工藤 崇

AFP(R)認定者/…株式会社FP-MYS代表

FP-MYS代表。相続×FintechプラットフォームLettePla開発・運営。資格学校勤務後不動産会社、建築会社を経て2015年FP事務所を設立。1年後の2016年7月に法人化。多数の執筆のほか、Fintech関連のセミナー講師実績を有する現役の独立型ファイナンシャルプランナー(FP)として活動中。

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