主婦におすすめの稼げる資格とは?資格取得に掛かる費用と併せてご紹介

主婦におすすめの稼げる資格とは?資格取得に掛かる費用と併せてご紹介

腕組みしながら考え込んでいる様子のエプロン姿の女性

主婦でも資格があれば稼げる!

終身雇用や年功序列といったかつての感覚はもはや過去のものとなり、転職や副業、ダブルワーク、起業などが当たり前の時代となりました。最近では会社員だけではなく専業主婦の方でも、空いた時間を有効活用して副収入を得ているケースもあります。また、余暇を使って資格を取得し、その後の収入やキャリアアップにうまく結びつけている方もいらっしゃいます。
一口に資格といってもさまざまですが、趣味を広げる目的のものもあれば、就職に有利なもの、さらには独立開業を狙えるものなどがありますが、今回は、主婦におすすめの稼げる資格についてご紹介します。

【主婦におすすめの資格1】簿記

電卓と大量の書類を束ねた複数のバインダー

就職・転職に有利な資格として王道の簿記。帳簿の見方やつけ方、仕分けの仕方など、経理事務に必要な能力を身につけることができます。大企業から中小零細企業、個人商店まで、規模の違いはあっても会社を経営する上で会計、経理部門はなくてはならないもの。つまり、簿記の知識があれば、経理事務で即戦力として活躍できるかもしれないのです。
直接経理に携わらない業務であっても、簿記の知識を備えていれば、大きなアドバンテージを得られることは間違いないでしょう。
日商簿記には1級、2級、3級と3段階あります。受験資格に制限はないため、いきなり1級を受けることも可能ですが、まずは3級からチャレンジするのがおすすめです。

この資格は稼げる?収入はどれくらい?

簿記2級以上を取得していると、就職や転職にはかなり有利になります。もちろん、3級であっても基本的な簿記知識は備えていると見なされるので、プラス要因になることは間違いありません。
企業によっては資格手当として給与に反映される場合もありますが、金額はそれほど大きくないでしょう。また、簿記資格を持っているからといって、それだけで独立開業できるようなものでもありません。
そういう意味では、直接的にお金に結びつくものではないといえるかもしれませんが、就職や転職、昇進などのキャリアアップ、また個人の経営感覚を養うといった副次的な効果としては大きなものが期待できます。

資格取得費用はいくら?

簿記を取得する方法としては、独学、通信講座、スクーリングといった方法が考えられます。通信講座やスクーリングで学習したい場合は、約4~5万円の費用が掛かります。独学の場合はテキストや問題集を購入する費用で済むため、数千円~1万円までで十分でしょう。受験費用は1級が7,710円(税込み)、2級が4,630円(税込み)、3級が2,800円(税込み)となっています。
2級、3級は独学でも十分に取得可能な範囲です。とりあえず3級取得を目指すというのであれば、一度ご自身でテキストを手に取ってみてはいかがでしょうか。

資格取得までの期間はどれくらい?

標準学習期間として、3級は約2~3カ月、2級は約6カ月とされています。集中的に学習に取り組めば、3級なら1カ月掛からずに取得することも十分可能です。
試験は年3回行われるので、まずは試験の年間スケジュールを確認した上で、受験予定日を決め、そこから逆算して学習するようにしましょう。

「主婦におすすめの資格2】行政書士

スーツ姿で書類を記入する女性

行政書士は行政に提出する許認可等申請書類の作成、提出を代理で行ったり、遺言書や契約書等の作成を行ったりすることのできる国家資格です。法律系の資格の代表格でありますが、まったく知識のないところからでも十分に取得できます。取得後は就職・転職に有利なことはもちろん、独立開業することもできるのが魅力です。

この資格は稼げる?収入はどれくらい?

企業に所属する場合は、資格手当として数万円上乗せされることもあります。また、フリーの行政書士として活動すれば、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができる上、通常のアルバイトやパート以上の収入を得ることも期待できます。うまく軌道に乗れば、年収1,000万円も夢ではないでしょう。

資格取得費用はいくら?

通信講座を利用するなら約5~6万円、スクーリングなら十数万円程度必要になります。独学で取得する方もいらっしゃいますが、その場合は参考書と問題集に掛かる数千円~1万円で済みます。

受験料は7,000円。合格後に行政書士として活動する場合は行政書士会への登録が必要で、その際に登録料と入会金、年会費が掛かります。都道府県によって金額は異なりますが、東京都の場合は登録料2万5,000円、入会金20万円、登録免許税3万円の、計25万5,000円と、年会費7万2,000円が必要です。

資格取得までの期間はどれくらい?

学習期間の目安は6カ月程度です。試験は年1回(11月)しかないため、あらかじめ受験のタイミングと学習開始のタイミングを考えるようにしましょう。

【主婦におすすめの資格3】ファイナンシャルプランナー

夫婦に書類を見せて説明をしている様子の女性

日常生活全般に関わるお金の知識を得ることができるファイナンシャルプランナー。そのカバーする範囲は、金融資産、不動産、ライフプランニング、リタイアメントプラン、保険、税務、相続とかなり広く、まさにお金のスペシャリストと呼ぶにふさわしいでしょう。
ファイナンシャルプランナーの資格には、国家資格である1級、2級、3級ファイナンシャル・プランニング技能士と、NPO法人日本FP協会が主体となるCFP®、AFPがあります。ステップアップを考えるなら、まずは3級、それから2級やAFPを目指してみてはいかがでしょうか。

この資格は稼げる?収入はどれくらい?

2級以上あるいはAFP以上を取得していると、就職・転職には非常に有利になります。金融機関や不動産会社、保険会社、証券会社などでは、昇進のための要件としていることもあるため、その場合ステップアップには欠かせない資格だといえるでしょう。中には、資格手当として月額数千円給与に上乗せされることもあります。

ファイナンシャルプランナーは業務独占資格ではなく、FP業をする上でどうしても必要なものではありません。しかし、ファイナンシャルプランナーとして独立開業を目指すのであれば、やはりCFP®や1級ファイナンシャル・プランニング技能士は取得しておきたいところです。

資格取得費用はいくら?

ファイナンシャルプランナーを取得する方法としては、独学、通信講座、スクーリングといった方法が考えられます。通信講座やスクーリングの場合の費用は、約4~5万円。独学の場合はテキストや問題集を購入する費用で済むため、数千円~1万円で十分でしょう。
受験費用は1級が8,900円(学科)、2級が8,700円(学科+実技)、3級が6,000円(学科+実技)。1級の実技を受ける場合は2万5,000円必要ですが、CFP®合格者は実技が免除されます。
AFPは2級合格とAFP認定研修の受講で登録資格が得られ、入会金1万円と年会費1万2,000円が必要です。AFP認定研修は1~2万円ですが、2級合格対策講座を兼ねているものは4~5万円掛かる場合もあります(2級と認定研修はどちらが先でも良い)。
CFP®はAFP認定者がCFP試験を6科目合格したのち、所定のエントリー研修を受けて登録という流れです。CFP®試験は1科目あたり5,400円、複数合わせて受験する場合は割引が適用され、6科目同時に受ける場合は2万7,000円になります。また、CFP®になると年会費が2万2,000円必要です。

資格取得までの期間はどれくらい?

3級であれば3カ月程度、2級でも6カ月程度が目安とされています。AFPまでも10カ月~1年程度あれば十分に取得できる可能性はあるでしょう。

ただし、CFP®や1級を目指すのであれば2~3年、場合によってはもっと長期戦を覚悟しなければなりません。

【主婦におすすめの資格4】宅地建物取引士

SOLDと書かれた物件間取図の置かれたデスク越しに握手をする二人

国家資格である宅地建物取引士(宅建士)は、いわゆる「業務独占資格」です。不動産会社の店舗や事務所には5人に1人の割合で宅建士の資格者が居なければなりません。しかし、合格率は16~17%と決して高くはなく、不動産会社からすると宅建士は貴重な人材であると認識されるでしょう。
また不動産会社に限らず、不動産取引に関する知識は金融機関や一般企業でも必要とされるため、宅建士を持っていることで就職・転職ではかなり有利になります。民法などの法律知識も身につくので、法律系資格の登龍門としても位置付けられています。

この資格は稼げる?収入はどれくらい?

宅建士は資格手当がつく資格の代表格です。会社によっては月額で1~2万円の昇給も珍しくありません。また、就職・転職時の基本給にも大きく影響します。費用対効果という点においては、最も効率の良い資格かもしれません。
また、自身で宅建業の免許を下ろして不動産業者として独立開業するためにも必須の資格です。

資格取得費用はいくら?

通信講座なら約5~6万円、スクーリングなら十数万円程度が目安でしょう。独学で取得も可能ですが、よっぽど試験慣れしているか下地になる知識がないと難しいかもしれません。

受験料は7,000円、合格後の登録料は3万7,000円、業務に必要な宅建士証の発行には4,500円掛かります。また、登録には実務経験が2年以上必要ですが、その要件を満たさない場合は登録講習を受けることでクリアすることができます。

登録講習は2万円の受講料が必要です。つまり、受験から宅建士証入手までは、実務経験なしなら6万8,500円、実務経験ありなら4万8,500円掛かるということです。ここに受験対策費用が上乗せされるので、合計で10~20万円掛かることになります。

資格取得までの期間はどれくらい?

標準的な学習期間は4~6カ月といわれています。試験は年1回(10月)しかありません。準備にと取りかかるのが早すぎるとモチベーションが維持できないでしょうし、遅すぎると単純に間に合わなくなります。自身の性格を把握した上で、学習開始の時期をよく考えるようにしましょう。

【主婦におすすめの資格5】医療事務

医療系の施設でカードを片手に持ち手元の書類やPCを確認する女性

病院や診療所での受付業務に必要なスキルをはじめ、会計、診療報酬に関わる知識、カルテ管理に関する知識などを身につけることができるのが医療事務の資格です。

医療事務の資格を持っていると病院では即戦力として歓迎されるので、医療系での就職・転職を考えている方には必須の資格といえるでしょう。

また、正社員のみならずパートタイムやアルバイトなど勤務時間に融通が利きやすいので、子育てなどでブランクがある方が復帰するときにも非常に有力な資格です。

この資格は稼げる?収入はどれくらい?

医療事務は就職や転職に非常に有利な資格で、どんな病院でも即戦力として働くことができます。子育てしながら空いた時間にアルバイトやパートとして、手が空いたから正社員としてもっとしっかり稼ぎたい、といった自分の都合に合わせた働き方が実現しやすい職種だといえるでしょう。
医療事務という職種自体、平均給与が高いわけではなく、また資格手当がつくケースも多いとはいえませんが、比較的融通の利く働き方ができる点は大きなメリットです。

資格取得費用はいくら?

資格試験は在宅での受験となりますが、通信講座で試験まで全てサポートしてくれるため、取得は比較的簡単だといえます。通信講座の費用が約5~6万円、受験料が5,000円ですので、資格取得までに掛かる費用は5.5~6.5万円くらいが目安でしょう。

資格取得までの期間はどれくらい?

標準的な学習期間は約4カ月とされています。試験は毎月行われているため、失敗したとしても翌月再チャレンジすることができます。

資格を取りたいけどお金がない場合の対処法

「資格を取ってスキルアップしたいと考えているものの、先立つものがない!」という方は、どうすれば良いのでしょうか。

教育訓練給付金を受給する

5人の男女が机を並べてにこやかに講義を受けている様子

教育訓練給付金制度は、厚生労働大臣が指定する講座を修了した場合、受講料の20%(最大10万円)が支給される制度です。

  • 雇用保険の加入期間が3年以上(初めて支給を受けようとする方については1年以上)あること
  • 受講開始日時点で雇用保険の被保険者でない場合は、資格喪失日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内であること

など、一定の要件を満たす場合は、教育訓練給付金を受けることができます。該当する方は、受講する講座が該当しているかどうかあらかじめ確認し、また修了後に給付申請することを忘れないようにしましょう。

カードローンでお金を借りる

複数枚のクレジットカード

教育訓練給付金は終了後に支給されるため、受講費用は別に用意しなければなりません。受講費用を分割にすることもできますが、それでも難しい場合はカードローンでお金を借りることも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

短時間で借りられるため、困ったときにすぐに利用できる点がカードローンの特徴です。

主婦におすすめの資格はたくさんある!

今回は、主婦におすすめの稼げる資格についてご紹介しました。
ここに挙げたもの以外にもさまざまな資格がありますが、取得までの難易度が高すぎないか、費用対効果はどうか、収入につなげることはできそうか、そしてなにより自分に向いているものかどうか、といった観点で選択すると良いでしょう。

資格は一生の財産になるため、空いた時間があればぜひスキルアップのためにも、収入増のためにも、また今後の人生の選択肢を増やすためにも、自分に合った資格の取得を目指しましょう

田中 裕晃
田中 裕晃

ファイナンシャルプランナー
日本FP協会主催「くらしとお金のFP相談室」で平成29年度相談員担当

大手賃貸仲介業者に就職、新人賞獲得。店長職を経験後、売買仲介業者として独立。 その後、創業者杉本雅幸の後継として株式会社大峰の代表取締役に就任、現在に至る。住宅の取得やそれに付随するライフプランニングの設計、資産の組み換え、相続対策などに関しての相談業務を行っている。

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