上京したいけどお金がない!最低限必要な上京資金はいくら?費用を抑えるコツ

上京したいけどお金がない!最低限必要な上京資金はいくら?費用を抑えるコツ

引っ越しの段ボールがある部屋でうつ伏せている女性

上京するためのお金が足りない!上京資金はどれくらい?費用を抑えるには?

「上京して新しいことにチャレンジしたい」「東京で理想の生活を手に入れたい」
そんな夢を追い続ける方にとって、上京は1つの手段です。何をするにしても、国内の場合、最先端のことは一度東京で学ぶ必要があるでしょう。
とはいえ、誰でも自由に東京に行けるとは限りません。上京するには決意や家族の理解の他、資金も必要。しかし、資金がないから上京を諦めるというのも残念な話です。人生一度きりですから、やりたいことがあるなら思い切ってチャレンジするべきです。
そこで、最低限必要な上京資金について解説するとともに、費用を抑えるコツについて紹介します。費用を抑えながら、上京し夢を実現していきましょう。

上京にかかる費用はいくら?

スーツケースと一万円札

一般的に、上京するためにかかる費用として挙げられるのが、交通費、引っ越し費用、家賃、生活費、家具などの購入費用です。これらの費用のうち、引っ越し費用や家具などの購入費用は上京当初に大きくかかります。
一方、家賃や生活費などは毎月のランニングコストとして継続的にかかるもの。最初の資金繰りはなんとか対応できたとしても、後々資金に困るといったこともありえるため、上京前にしっかりシミュレーションをしておきましょう。

交通費

それでは、まず交通費がどの程度かかりそうか見積もってきます。
日本各地から上京する場合を考えてみましょう。

札幌から上京する場合

飛行機による移動が一般的です。新千歳空港から羽田空港まで移動するとなると、片道1万円前後から2万円前後かかります。

大阪から上京する場合

新幹線で新大阪駅から東京駅まで自由席で移動した場合の交通費は、片道1万3,620円です。

福岡から上京する場合

福岡も札幌同様、飛行機による移動になるでしょう。福岡空港から羽田空港まで移動すると、片道1万円前後から2万円前後かかります。

沖縄から上京する場合

距離が離れている沖縄ですが、実は飛行機の便数が多いこともあり、1万円前後から2万円前後で乗ることができます。飛行機の場合には、便数が多い地域の方が交通費は抑えることができるかもしれません。

こうしてみてみると、東京からある程度離れているどの地域から上京しても、飛行機や新幹線費用といった交通費は1万円~2万円と見込むことができます。ただし、飛行機の場合、時期や航空会社、プランによって値段が大きく変わります。格安のプランにすればご紹介しているよりも安く済む可能性もあります。早めに希望日程の航空券を検索し、予約をしておきましょう。

なお、上記はあくまでも飛行機や新幹線費用のみしかカウントしていません。空港や新幹線駅に向かうまでの交通費は考慮していないため、自宅から空港・駅までどれぐらいかかるのかも試算しておいてください。

引っ越し費用

次に、引っ越し費用について考えていきましょう。引っ越し費用も、どの業者に依頼するか、引っ越し時期や荷物の量、引っ越す地域などによって大きく変わります。仮に5月などの閑散期に上京して引っ越しする場合には、3万円~7万円程度が目安です。
一方、引っ越し業者にとって3月は繁忙期となります。仮に繁忙期に依頼した場合には、5万円~10万円程度などさらに費用が必要かもしれません。

ただし、引っ越しといってもあまり荷物がないという方や、新しく家具などは東京で買えば良いと考えている方は業者に依頼しなくても良いため、その分引っ越し費用は安く済むでしょう。

住居費

住居費用は引っ越しする前に準備しておくべき資金ともいえ、賃貸契約時に敷金、礼金、不動産業者に支払う仲介手数料、家賃、火災保険料、鍵交換費用、クリーニング代などが必要です。

家賃が7万円(管理費等込み)の部屋に住むとなると、敷金や礼金で14万円程度、仲介手数料は7万円程度かかると想定されます。さらに前家賃として7万円、火災保険料1万5,000円、鍵換代1万5,000円、クリーニング代1万5,000円かかると想定した場合には、32万5,000円ほど最初に必要と見積もれます。

もちろん、これはあくまでも目安です。敷金・礼金のいずれかが不要なこともありますし、中には両方不要の場合もあります。条件によってはこれ以上かかることも、反対にもっと安く収まることもあるでしょう。
家賃は毎月支払うランニングコストとなるため、収入と照らし合わせて継続して支払うことができる額に設定してください。

生活費

総務省「平成29年家計調査報告(家計収支編)」によれば、単身世帯(35歳未満)の消費支出は15万5,808円、35~59歳の場合には19万2,311円です。この中には、住居費用(平均)も含まれているため、8万円~13万円程度が家賃を除いた場合の生活費といったイメージになります。

もちろん、外食するか自炊するかなどによって食費は大きく変わります。生活費の中で大きな割合を占めるのは、家賃、食費、光熱費、携帯代です。目標貯金額がある場合には、毎月の給料から目標貯蓄額を差し引いた金額で生活費をまかなっていくといった方法も考えられます。どの程度の生活水準を求めるかによりますが、食費や光熱費は節約しようと思えばできる部分ですし、気にせず使えば際限なく膨らみます。

家電・家具の購入費用

家電や家具などの購入費用も、上京に必要な費用として挙げることができます。特に初めて一人暮らしをする場合には、引っ越し代金とは別にベッドや冷蔵庫、調理器具などを一式購入する必要があるでしょう。

新品を購入するのか、リサイクルショップで中古品を購入するのかでも変わってきますが、掃除機、冷蔵庫、洗濯機、テレビなど生活必需品を一式そろえる場合には数万円~20万円程度見積もっておく必要があります。最初から全部そろえるのではなく、冷蔵庫や掃除機だけそろえてとりあえずコインランドリーで対応する、テレビは買わないなどのように初期費用を抑えていくことも、1つの手段と考えて良いでしょう。

最低限必要な上京資金はいくら?

お金のやりくりを考える女性

こうして見てみると、上京するのに必要な資金は、50~100万円と想定できます。ただし、この費用はあくまでも上記事例の場合であり、細かい条件で内容は変わるでしょう。
また、最低限のお金があれば良いというわけではありません。上京する前に、東京での仕事を見つけている、ビジネスプランを立てているという場合は、上京後の資金繰りもすぐにできるかもしれません。

しかし、何のあてもなく上京し、その後仕事を探すというケースでは、最低限のお金だけではその後の生活が苦しくなるのは目に見えています。そのため、少なくとも2カ月分の生活費は別途確保した上で上京することが望ましいでしょう。もちろん、資金が多いにこしたことはありません。

上京の費用を抑えるコツ

以上、一般的な上京費用としてどの程度かかりそうか解説してきました。なんとかもう少し費用を抑えたいという場合には、どうすれば良いのでしょうか。上京費用を抑えるコツについて見ていきましょう。

格安飛行機やパック旅行を選ぶ

模型の飛行機を持つ手と電卓

まず、交通費を抑えるコツについて説明します。上記事例では、飛行機の場合大手の航空会社をもとに試算しました。もしLCCなど格安飛行機が利用できる場合には、LCCも検討してみましょう。
例えば、新千歳空港から成田空港へ向かうLCCであれば、片道4,990円や6,490円などの便もあるため、格安で行くことが可能です。また、金券ショップで株主優待券を購入し交通費を安く済ませるといった方法も考えられます。

上京前にとりあえず物件を探しに行く場合は、パック旅行もうまく利用しましょう。大阪や名古屋などの新幹線移動の場合、往復の新幹線代と同じぐらいの料金だけで宿泊費もまかなえるプランは多くあります。自分にとってもっとも利便性が高く、かつ低価格で抑えることができる交通手段を考えてみましょう。

仲介手数料ゼロの不動産屋を選ぶ

不動産業者に案内されて物件を内見する女性

上京時に費用を抑えるもう1つの方法として、仲介手数料ゼロや半額といった不動産業者を選ぶという方法があります。仲介手数料として1カ月分の家賃がかかるとなると、それなりの負担になりますよね。1カ月分が0.5カ月分の支払いで済めば費用を大きく抑えることが可能です。仲介手数料ゼロであればさらに抑えることができます。

このように仲介手数料を抑えられる物件を選ぶ場合には、エリアや物件の条件がかなり狭まる可能性がありますが、費用を抑えたいのであれば検討してみると良いでしょう。

フリーレントのサービスのある部屋を借りる

電卓を片手に笑顔の女性

家賃を抑える方法としておすすめの方法が、フリーレントのサービスのある部屋を借りる方法です。フリーレントとは、当初の家賃の1カ月分から3カ月分程度を無料にする契約のこと。フリーレントは、賃料を下げない代わりに無料期間を設けて、確実に住んでもらうことを目的としたサービスです。他の部屋の賃料にも影響を与えないようにしながら、部屋を埋めたい大家さんがとる行動であり、借り手としても初期費用を浮かすことができるためメリットは大きいでしょう。

注意点としては、一定期間内に解約した場合には違約金が発生する恐れがあること。ある程度長く住み続ける予定であれば、フリーレント物件を探してお得に住むことを検討してみてください。
なお、周辺の家賃相場と比べて高く設定されていることもあるため、長期的に考えて本当にフリーレント物件がお得かどうか確認することも忘れずに。

家電・家具のレンタルサービスを利用

オーブンレンジに片腕を載せる男性

家電や家具は一度にまとめて購入すると、まとまった費用がかかります。まとまった資金があり、長く使うということであれば引っ越し当初に多少費用をかけてでも購入する意味はあるでしょう。しかし、家具や家電の購入が大きな負担に感じる場合には、家電・家具のレンタルサービスを利用することも検討してみてください。

レンタルサービスでは、中古・新品を選択できる他、借りる期間なども設定可能です。また、支払いに関しては分割払いなども選択できるため、一度にまとめて支払わなくても良いという利点があります。

ただし、数年間など長期間利用する予定の場合には、徐々に買いそろえていく方が安くなるかもしれません。最初の数カ月間だけ借りて、その後の給料などで順次購入していくことも検討すると良いでしょう。

リサイクルショップやオークションを利用

インテリアショップで商品を選ぶ女性

「借りるのではなく、購入したい。でもできるだけ費用を抑えたい」ということであれば、リサイクルショップやオークションを利用して安くそろえるのも手です。誰かが不必要なものでも、引っ越しを検討する側としては欲しい家電や家具はたくさん見つかるでしょう。中には掘り出し物も見つかるかもしれません。

なお、オークションの場合には、写真と文章のみで商品を選ぶことになります。場合によっては思ったような商品ではなかったということもありえるので、分からない点は先に出品者に聞いておきましょう。

上京したいけどお金がない場合

ご説明したような方法で費用を抑えたとしても、まだお金が足りないといった場合にはどうすれば良いのでしょうか。できることであれば、目標金額となるお金を貯めるまでは上京を我慢し、貯まったら実行するという流れがベターです。

しかし、どうしても早く上京したいという場合には、親族や友人からお金を借りる、ローンやキャッシングでまかなうという方法も考えられます。ただし、その場合には一時的な借金と考え、できる限り返済を早く済ませましょう。お金のトラブルで友人関係などをなくしては上京どころの話ではありません。できる限り自己資金を貯めることを重要視し、どうしても困った場合にはカードローンなどをうまく活用してください。

上京には50万円~100万円+生活費2カ月分は用意しよう

今回は、上京したいけどお金がない場合に、どう対応したら良いか、また上京するためにかかる費用の相場などについてご紹介しました。少なくとも50~100万円程度はかかること、その後の生活も考慮して、生活費として2カ月分ぐらいは最低でも預貯金で確保しておくことをおすすめします。このような条件をクリアできたら、上京へと具体的に動き出してみましょう。

費用面で不安がある、預貯金に余裕がないという方は、目標金額を設定しコツコツ貯金していくことから始めてください。また、上京するプランの中で、交通費や家賃、家具代などの費用を抑えられないか検討していきましょう。資金があまりない、それでもどうしても急いで上京したい場合には、ローンやキャッシングといった手段も検討できます。ただし、その後返済できることが前提です。その場合には資金返済計画も入念に立てておきましょう。

伊藤 亮太
伊藤 亮太

CFP(R)認定者
スキラージャパン株式会社取締役、伊藤亮太FP事務所代表

慶応義塾大学大学院商学研究科 経営学・会計学専攻修了。学生時代にCFP®資格、DCアドバイザー資格取得。2007年11月スキラージャパン株式会社設立に参画。取締役に就任。またその後個人事務所として伊藤亮太FP事務所を立ち上げる。独立系FPとして、金融資産運用設計、ライフプランニング・リタイアメントプランニング・相続事業承継、保険見直し、金融機関等における講演など幅広く活動を展開、執筆業務も多岐にわたる。

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