特典目当ての申し込みはあり?クレジットカードの優待・入会特典について

特典目当ての申し込みはあり?クレジットカードの優待・入会特典について

クレジットカードと小さなプレゼントボックス

クレジットカードの優待・入会特典とは?特典目的で申し込んでもいい?

カード会社はクレジットカードを申し込んでもらうために、さまざまな特典を用意しています。申込数の増加を図るために、魅力的な特典を準備しているカード会社も多くありますが、その「特典目当て」で申し込むことは避けるべきなのでしょうか。

特典の中には「申し込み後の一定期間のみ」有効となる特典も存在します。それを享受するために申し込みをして解約、また申し込みをして解約……というように申し込みを繰り返すことは、現実的に可能なのでしょうか。

今回は、クレジットカードの優待や入会特典についてご紹介します。

クレジットカードの入会特典とは

まず、クレジットカードの入会特典についてご紹介します。

入会特典とは、カードを新規作成するにあたり、特別に得られるメリットのこと。クレジットカードの新規申し込みをするだけで、ポイントやギフト券などを受け取ることができます。

クレジットカードを申し込むだけで、ちょっとした「お小遣い」が受け取れるのはうれしいですよね。仮に、クレジットカード作成に入会金が必要であっても、キャンペーン内容によってはもらえる特典で入会金を「相殺」することも可能です。それぞれのクレジットカード会社でどのような入会特典の種類があるか、興味のある方は一度調べてみると良いでしょう。

クレジットカードの入会特典の種類

ギフトカード

それでは、クレジットカードの入会特典には、どのような種類があるのでしょうか。代表的なものをピックアップしていきましょう。

ポイントプレゼント

「クレジットカード入会時に5,000ポイントプレゼント!」などと謳う、クレジットカードのポイントプレゼントです。通常はクレジットカードの利用額に応じてポイントが貯まっていきますが、入会特典として一定額のポイントがゲットできます。

このポイントは、蓄積したポイントに合わせて特典を受け取ることができるほか、お買い物時の使用や他のポイントプログラムに移行するなどもできます。また、貯めたポイントを家電や雑貨などに変える以外に、ギフト券に代えて活用するという方法もあります。

ギフト券プレゼント

ギフト券は、お買い物のときに現金の代わりに活用できるものです。クレジットカード会社として全国で使えるギフト券を発行するほか、百貨店や小売店から発行されたクレジットカードの場合は、そのお店でお得に使える限定のギフト券になる場合も。これはご自身や家族で使うことはもちろん、贈答用にすることもできます。

特に、お中元やお歳暮の季節は、仕事の付き合いで財布も薄くなりがち。クレジットカードの入会特典で受け取ったギフト券を、現金の代わりに利用できると財布にも優しいでしょう。

マイルプレゼント

JALやANAに代表されるクレジットカードを使用していると、入会特典としてマイルをプレゼントしてもらえることがあります。一般的に、マイルは航空機を利用した距離に応じて付与され、一定量を貯めると航空券が無料となるものです。実際の航空機利用に加えて、クレジットカードの申し込みで旅費を節約することができます。

仕事や旅行で航空機の利用が多い方は、マイルも貯まりやすいため、お得に航空機を利用することができます。また、これらのカードは空港のお土産店や空弁(そらべん)の購入時にも使えます。

クレジットカードの優待特典とは

カードとスマートフォンを持つ若い女性

クレジットカードの優待特典とは、入会時のみにもらえる入会特典とは違い、クレジットカードを利用し続ける限り、ずっともらえる特典のこと。店舗などで提示すると優待が受けられるものや、特定の店舗にてポイントが2倍で貯められる特典などがあります。

優待特典は、そのクレジットカードを利用し続けている間にもらえる特典なので、日常生活でよく行く店舗や小売店が発行しているクレジットカードがあればチェックしておきましょう。自分がよく利用する分、ポイントなどの特典も貯まりやすくなります。

クレジットカードの優待特典の種類

クレジットカードで買い物をする女性

それでは、クレジットカードの優待には、どのような種類があるのでしょうか。

店舗割引

代表的なものは「店舗割引」です。クレジットカードを使用すると、店舗での買い物の価格が割引になるものです。クレジットカードを使って利用した場合に割引になるケースと、現金決済など、購入方法を問わず当該クレジットカードの提示で割引が受けられる2通りがあります。

施設利用料金割引

店舗ではなく、美容室、ジムやスパなど、さまざまな施設を割引料金で利用することができる優待特典もあります。施設の窓口でカードを提示して割引料金にしてもらう場合と、割引券などを事前に発行しておき、窓口に提示するパターンがあります。

この場合の注意点は、各施設の窓口ではクレジットカードによる割引があることをアナウンスされていないこと。そのため、自身の所有しているクレジットカードで割引ができる店舗はどのくらいあるのか確認しておくと良いでしょう。

日常的に利用するような施設のほか、映画館や遊園地、ホテルなどの旅行やレジャー関連施設でも、割引などの優待特典が用意されています。休日のお出かけに役立つかどうかを基準に、申し込みするクレジットカードを決めても良いかもしれません。

旅行傷害保険

クレジットカードを持っていると、旅行傷害保険を利用することもできます。旅行中にケガなどもしもの事態があった場合、保険金を受給することができるのが旅行傷害保険です。クレジットカードを申し込むと、自動的に付帯されているものも多くあります。

「旅行傷害保険」といっても細かい内容までは千差万別で、最も大切な保障内容も各社によって大きく異なることも。特典の内容を重要視してクレジットカードを申し込む場合は、旅行傷害保険の有無だけではなく、その内容まで細かく確認するようにしましょう。

また、旅行傷害保険には、国内旅行が対象のものと国外旅行が対象のものがあります。クレジットカードによっては、どちらかのみに適用される保険が付帯しているものも。海外旅行好きの方が、国内旅行のみ対象の旅行傷害保険が付帯するクレジットカードに申し込んでしまうと、あまりメリットがないかもしれません。旅行傷害保険を目当てにクレジットカードに申し込む際は、対象が国内か国外かをよく確認してください。

ラウンジの無料利用

クレジットカードの中には航空会社が発行するものなど、飛行機の利用と密接に関わっているカードがあります。日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)の関連会社が発行しているクレジットカードは、飛行機をよく利用する方にとってはありがたい「マイル特典」が付くことでもよく知られています。

そのほかに注目したいのが「空港ラウンジの無料利用」です。通常は高い会費を支払ってはじめて利用権を付与されるラウンジですが、航空会社などが発行しているクレジットカードを利用すると、同一のラウンジを無料で使えます。旅行や出張の際に、フライトまでの時間をゆったりと過ごすことができるラウンジの無料利用権はとても好評です。

ただ、クレジットカードによってラウンジを利用できる時間や、利用できるラウンジの種類が異なる場合があります。空港によっても利用できるラウンジのクオリティに差が生まれる場合も。そのため、あらかじめ「優待特典の対象」や、該当するカードを所有している間のみ有効なのか、入会直後の一時的なものなのかなど、対象期間についても確認しておくことが大切です。

家族カードと入会特典

家族

家族カードとは、本会員がいれば家族もカードを所有できるサービスで、利用料金の支払いは本会員がまとめて行います。カードに付帯するポイントも貯まりやすい、という特徴があります。

家族カードは、家族それぞれがクレジットカードを作るものです。複数枚作成できるクレジットカード会社は、手厚い入会特典を備えているケースも多いといえます。充実した入会特典を受けたい場合も、家族カードの存在はおすすめです。ただ、家族カードは使い過ぎてしまう可能性もあるため、家族が持っているそれぞれのカードを本会員が上手に管理する必要があります。

クレジットカード申し込みのタイミングは海外旅行直前がおすすめ!

キャリーケースを引く旅行者

所有するクレジットカードを増やすタイミングでおすすめなのが「海外旅行」です。日本国内で使いやすい(加盟店舗が多い)カードと、海外で使い勝手の良いカード会社は異なるでしょう。また、「海外」といっても、アメリカやヨーロッパなどカード会社が地盤を築いている地域と、それ以外の地域では使えるカードが違う可能性も考えられます。

長期的な旅行や出張の際は、その国や地域で浸透しているクレジットカードを作成し活用することで、旅行や出張中の生活をより豊かにすることができるでしょう。

特典目当てでクレジットカードを申し込んでも良い?

虫めがね

ここまでお伝えしたように、クレジットカードの特典は恒常的な特典と、入会したことによる一時的な効果である「入会特典」に大別されます。繰り返しになりますが、ポイント特典も、入会直後の一時的な期間のみ厚遇される商品も目立ちます。

そのため、入会特典目当てでクレジットカードに申し込み、即解約を繰り返す利用者も多くいます。しかし実際、特典目当てでクレジットカードを申し込んでも良いのでしょうか?申し込みによるデメリットはあるのでしょうか?

結論からいうと、特典目当てでクレジットカードの申し込みをすることは、犯罪やクレジットカード会社の規約違反になるような行為ではありません。しかし、入会して即解約するなどの行為は「クレジットヒステリー」に響く可能性があります。クレジットヒステリーは、「クレヒス」とも呼ばれており、クレジットカードの作成履歴や使用履歴が信用情報機関に蓄積されるものです。

クレジットヒステリーに記録されるのは、利用料金の不払いなど、いわゆる「事故情報」だけではありません。クレジットカードの新規申し込みや解約などの情報も、クレジットヒステリーに記録されます。つまり、クレジットヒステリーにはあなたがクレジットカードの申し込みをした後に、すぐ解約した記録も残ってしまうわけです

このような記録が残っていることで、クレジットカードの新規申し込みやローン審査に不利に働くかどうかは分かりません。しかし、決して有利に働くことはないといえるでしょう。また、入会特典を目的として複数のクレジットカードを申し込むということは、その分の年会費が必要になるでしょう。複数のカードを申し込む際は、合わせてどれくらいの年会費がかかりそうか、留意しなければなりません。

クレジットカードの申し込みから解約は簡単?

スマートフォンで通話する若い女性

ここからは手続き面も見ていきましょう。クレジットカードの新規申し込みをして、すぐに解約をすることは簡単なのでしょうか。

クレジットカードの申し込みをすると、1週間程度時間を置いて現物のカードが手元に届きます。制度上に限っていうと、この時点から既に解約可能です。クレジットカードには、一定期間解約できないという決まりはありません。

クレジットカードの解約方法ですが、カードの裏に書かれているクレジット会社のサポートセンターに電話で連絡をして、「解約したい」という意思表示を伝えるだけです。最近はインターネットを介し、Webでのやり取りも可能なクレジットカード会社も増えています。

ほとんどの場合、解約しても解約手数料は必要ありません。また、使用していたカードに関しても、運営会社に返却する必要はないため、そのまま自身で破棄してしまいましょう。ただ、解約するとはいえ、手続きが完了するまでは現役のカードです。自宅や会社に適当に放置したり、そのままゴミの日に出してしまったりする人もいます。これはセキュリティ上、大きなリスクになります。

解約するカードは、自身でカードにはさみを入れて分断しましょう。シュレッダーが身近にある場合は、活用して細かくしてしまうことが理想です。カードのICチップなどは個人情報が埋め込まれているため、必ずはさみで処理するようにしましょう。

優待や入会特典を賢く利用して充実したクレジットカードライフを

今回は、特典目当てのクレジットカードの申し込みについてご紹介しました。

クレジットカードは各社がさまざまなサービスでしのぎを削っています。

特典も大切ですが、全体的なサービスの優劣や入会金の負担感も加味しながら、上手にクレジットカードと付き合っていきましょう。また、特典が魅力的で申し込み・解約を繰り返す場合は、クレジットヒステリーへの影響などに注意してください。トータルで考えて、充実したクレジットカードライフを送るようにしましょう。

工藤 崇
工藤 崇

AFP(R)認定者/…株式会社FP-MYS代表

FP-MYS代表。相続×FintechプラットフォームLettePla開発・運営。資格学校勤務後不動産会社、建築会社を経て2015年FP事務所を設立。1年後の2016年7月に法人化。多数の執筆のほか、Fintech関連のセミナー講師実績を有する現役の独立型ファイナンシャルプランナー(FP)として活動中。

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