美容整形費用をローンで払いたい!整形ローン(医療ローン)とは?

美容整形費用をローンで払いたい!整形ローン(医療ローン)とは?

美容整形費用をローンで払いたい

美容整形費用に使える整形ローンの審査基準と金利相場について

近年は整形外科のCMや新聞広告を目にするよう機会が増え、美容整形に興味を持つ方も増えたのではないでしょうか。

コンプレックスを払拭して自分の容姿に自信を持ちたい、顔や表情の印象を良くするために整形したい、豊胸手術や脂肪吸引で体型を整えたいなど、美容整形したい事情や部位は人それぞれでしょう。施術内容によっては費用が高額になる場合もありますが、美容整形で人生が変わる可能性もあるため、たとえ多くの費用がかかっても整形手術を受けたい方は少なくないでしょう。

そこで今回は、美容整形を受けたいけど資金が足りない場合に役立つ、整形ローン(医療ローン)についてご紹介します。

美容整形のための整形ローン(医療ローン)って何?

美容整形のための整形ローン

日本で病気や怪我をして医者の診察を受ける場合、通常は加入している公的な健康保険から給付が受けられます。そのため、実際に窓口で支払う医療費の自己負担は、診察や治療にかかった費用の3割です(自己負担割合は年齢や所得により異なる)。

ただし、健康保険適用外の治療を受けると、治療にかかった費用はすべて自己負担になります。保険適用外の治療の例としては、高度先進医療という特別な治療や歯のインプラント手術、美容目的の歯科矯正などが挙げられます。

医療ローンは、保険適用外の治療を行う際に利用できるローンのことです。一般的にはメディカルローン、また美容整形で利用する場合には整形ローンという言い方をしています。その整形ローンは、医療機関提携のローンと銀行などのフリーローン、信販系のローンなどに分けられます。

医療機関提携のローン

医療機関提携の整形ローンを利用する場合は、医療機関と提携する信販会社とクレジット契約をします。美容施術を行う医療機関が、整形ローンを取り扱っている場合のみ利用することができますが、取り扱いがない可能性もあります。当然ながら、医療(美容整形)目的にしか利用できませんので、実際にかかる美容整形の費用を借り入れて、信販会社に分割で支払うしかないでしょう。

また、ローンの種類は医療機関提携の信販会社に限られており、それほど選択肢は多くありません。しかし、手続きは医療機関側が行ってくれるため、手間はそれほどかからないでしょう。医療機関でローンの申し込みをして、信販会社の審査に通れば利用できるようになります。

銀行系のフリーローン

銀行系のフリーローンは、無担保かつ、どんな目的にも利用できるローンです。美容整形の他にも、旅行や引っ越し、趣味やレジャー、生活必要資金などにも利用できます。美容目的の場合も、実際にかかる費用より多めに借り入れを行うことも可能です。

銀行系フリーローンは、メガバンクをはじめ地方銀行やネット銀行、信用金庫、JAなど幅広い金融機関で取り扱っており、医療機関提携のローンよりも選択肢は多くなります。

借り入れる額が決まったら、利用したい金融機関を選び、申し込みを行いましょう。申し込みは郵送やインターネットでできるところもありますので、わざわざ店頭に行かなくても契約可能です。また、審査には数日かかるケースが多くなっていますが、最短即日で回答が出る金融機関もあります。審査に通れば一括で融資されるため、医療機関に整形費用を支払い、銀行などに毎月返済していくことになります。ちなみに、フリーローンはカードローンと異なり、追加融資ができません。したがって、お金を使いすぎる、借り入れしすぎる事態を防ぐことができます。

信販系のローン

美容整形を行う場合に、信販会社の目的別ローンやフリーローンを利用する方法もあります。

目的別ローンとは、旅行や冠婚葬祭、資格取得など資金を使う目的がはっきりしている場合に利用するローンです。歯の治療や、美容整形の費用にも利用できます。

一方で、フリーローンはどんな目的でも利用できるローンです。信販系のローンではどちらも取り扱っているケースが多くあります。

医療機関提携のローンでは、基本的に申し込み手続きは医療機関で行う分、自分で信販会社のローンを探して申し込むことは手間かもしれません。しかし、選択肢が広がることでより金利の低いローンを探せる可能性も出てきます。

また、信販系の目的別ローンを利用する場合は、資金の使い道がわかる振込明細や支払明細などの書類提出を求められますので、きちんと保管しておくようにしましょう。

美容整形費用の相場はいくらぐらい?

目の施術

美容整形をする場合、やはり気になるのは費用がどれくらいかかるかということでしょう。美容整形の種類や施術方法は数多くあり、費用も医療機関によって様々です。

ここでは、代表的な施術に関してお伝えします。

目の施術

目の美容整形には大きく2種類あり、メスを使わない「埋没法」と、メスを使う「切開法」があります。埋没法は、糸で留めるだけの比較的簡単な施術です。その費用は両目で5万円~20万円程度、切開法は皮膚を切るのでやはり費用がかかり、20万円~30万円程度が相場でしょう。もちろん、実際にかかる費用は施術方法や医療機関によって変動するので、確認が必要です。

鼻の施術

鼻の美容整形方法には様々な種類がありますが、今回は鼻を高くしたい場合をご紹介します。

鼻を高くする施術には、主に注射器でヒアルロン酸を注入する方法と、鼻筋にプロテーゼと言われるシリコンを入れる方法があります。

医療機関によって料金に差はありますが、ヒアルロン酸注入法は5万円~15万円と比較的安く済むでしょう。ただし、ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、効果の持続は1年程度です。一方、プロテーゼ挿入法は、15万円~40万円程度と高額になりますが、効果は半永久的とされています。

脂肪吸引

脂肪吸引は、皮膚を切開したあと吸引管を挿入し、脂肪細胞を吸引することで痩身効果を得る方法です。痩身したい部位などにもよりますが、下腹部で20万円~60万円、両太ももで40万円~60万円、あご下で8万円~42万円程度が相場になります。また、医療機関によっては手術後の圧迫固定や、マッサージ費用が別料金になるところもありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

整形ローン(医療ローン)の金利の相場はいくらぐらい?

整形ローン(医療ローン)の金利の相場

整形ローンを利用するときに気になるのは、やはり金利です。金利が高ければ高いほど、支払総額も多くなってしまいますので、なるべく金利の低いローンを選んだほうが良いでしょう。

医療機関提携の整形ローンは、年利6.0%~15.0%程度、融資金額が10万円~300万円、借入期間は6ヶ月~7年程度が主流ですが、3年程度までしかない場合もあります。適用される金利は、審査結果や支払い回数、借入金額により異なります。また、ボーナス月に多く返済ができるローンもあります。

銀行系のフリーローンは、融資金額の上限が500万円、800万円など、医療機関提携の整形ローンよりも多い金額の借り入れが可能です。金利は、年利3.0%~15.0%程度が主流ですが、期間限定で金利引き下げキャンペーンなどを行う金融機関もあります。利用できるところがないか、探してみても良いでしょう。また、借入期間は6ヶ月~10年程度が主流と言えます。

信販系の目的別ローンは、医療機関提携の整形ローンと同様、年利6.0%~15.0%程度、融資金額が10万円~300万円、借入期間は6ヶ月~7年程度が主流です。

同じく信販系のフリーローンは、自由度が高い分、目的別ローンよりも金利が高い傾向にあり、年利10.0%~17.0%程度、融資金額は10万円~300万円、借入期間は6ヶ月~7年程度になります。

整形ローン(医療ローン)の審査は厳しい?

整形ローンの審査も、他のカードローンなどと同じように年収や勤続年数、過去の借り入れや返済状況をもとに、人信用情報機関の情報も含めたうえで、信販会社や金融機関が個別に判断します。一概には言えませんが、一般的に銀行系ローンは審査が厳しいとされているため、時間的に余裕がある方は最初に銀行系のフリーローンを申し込んでみて、その後に信販系のローンを申し込むと良いでしょう。

また、審査に不利にならないよう日頃から、クレジットカードの利用料金やスマートフォンの機種代金など、支払いが遅れないように気を付けてください。

専業主婦や学生でも整形ローン(医療ローン)を利用できる?

専業主婦や学生でも整形ローン(医療ローン)を利用できる?

整形ローンの申し込み資格は、ローンの種類や金融機関によって異なりますが、一般的には「20歳以上で安定した収入がある方」といった条件が多いようです。

必要な提出書類は、運転免許証などの本人確認ができるもの、借入金額が多くなった場合は源泉徴収票や所得証明書など、収入が証明できる書類が必要になるでしょう。

整形ローンは、収入がない専業主婦や学生は利用が難しいとされていますが、パート収入がある専業主婦やアルバイト収入がある20歳以上の学生なら、整形ローンの利用が可能な場合もあります。ただし、借り入れの利用額に制限が付くかもしれません。

未成年の学生や全く収入のない専業主婦の場合は、整形ローンの利用は難しいでしょう。しかし、親権者の名義で申し込んだり配偶者に安定した収入があったりすれば、利用できる可能性もありますので、ローンを取り扱っている会社に問い合わせてください。

美容整形することを家族にバレたくないんだけど大丈夫?

成人であれば、美容整形をするときに親権者の同意は必要ありません。そのため、費用を現金で一括払いできれば、家族にバレずに美容整形が可能でしょう。

しかし、整形ローンを利用して美容整形をした場合、ローンの審査結果返済表などの郵便物が自宅に届くことで、家族にバレてしまう可能性があります。

ネット銀行だと、明細はスマートフォンやパソコンで確認できるため、郵便物が自宅に届くことを避けたいなら利用を検討しましょう。また、ネット銀行以外の金融機関や信販会社でも、明細書の郵送の配慮をしてくれる場合もありますので、一度問い合わせることをおすすめします。

整形ローン(医療ローン)のメリット

美容整形は、公的な医療保険制度が使えないため、全額自己負担となります。しかも、料金はかなり高額になる場合もあるのです。

では、美容整形の支払いを現金支払いではなく、整形ローンにしたときのメリットを挙げてみます。

資金不足でも整形できる

美容整形の費用は、部位によって高額になることがあり、何カ所もまとめて施術するとなると費用の負担もさらに大きくなります。その料金を一括で全額支払う必要があるなら、十分な資金を用意しなければなりません。用意が難しいなら、場合によっては施術を断念することもあるでしょう。

しかし、整形ローンが利用できれば、資金不足でも整形を受けられます。預貯金が少ない方や、いざというときのために預貯金をあまり減らしたくない方も、整形ローンを利用すれば安心して施術ができます。

医療目的に限定されているローンは金利が低い

整形ローンを利用する場合、目的別ローンを利用できれば、一般的にはカードローンより低めの金利で借り入れができますので、金利の負担が少なくなります。

また、通常のカードローンは、借入限度額の範囲内であれば繰り返し借り入れが可能なため、美容整形以外の用途に使ってしまう可能性がありますが、整形ローンの場合は、追加借り入れができませんのでお金を借りすぎる心配はありません。

整形ローン(医療ローン)のデメリット

審査や融資開始までに時間がかかる

整形の費用が手持ち資金では不足する場合、整形ローンを利用できれば速やかに施術を開始させられますが、ローンを利用する場合のデメリットについても確認しておく必要があります。

審査や融資開始までに時間がかかる

整形ローンの審査は、医療機関提携のローンだとすぐに審査が完了する場合もあるようですが、銀行系や信販系のローンだと審査や融資が下りるまでに数日かかるケースがありあります。

なるべく早く融資を受けたいなら、あらかじめ美容整形にどれくらい費用がかかるかを調べ、仮審査を申し込んでおくなど、早めに動いておくと良いでしょう。

未成年や仕事をしていない場合は本人名義で利用できない

整形ローンは基本的に、20歳以上で安定した収入がないと利用できないものです。パートやアルバイト収入もない、未成年の学生や専業主婦の場合は、整形ローンの利用は難しいでしょう。ただしこの場合、未成年者は親権者の名義で申し込む、専業主婦は配偶者に安定した収入があることを条件に、整形ローンが利用できないかどうか問い合わせてみると良いでしょう。

整形ローン(医療ローン)の利用は無理のない返済計画を立ててから

今回は、整形ローン(医療ローン)がどのようなものかについて着目し、その種類や金利、審査、メリット・デメリットをご紹介しました。

現在、美容整形を受けて自身の悩みやコンプレックスを解消し、前向きに生きることを選択する方も増えています。手持ちの資金で整形費用が不足してしまう場合の手段として、整形ローンの利用を検討してはいかかでしょうか。

ただ、美容整形が無事受けられても、ローン負担が重くなり生活資金が不足してしまうと、その後の生活が明るいものではなくなってしまいます。

整形ローンを利用する場合には、実際に毎月いくら返済できるのか、自身の返済計画をきちんと立てたうえで、無理のない借入金額にしましょう。

水野 圭子
水野 圭子

CFP(R)認定者/1級ファイナンシャル・プランナー技能士
株式会社K’sプランニング 代表取締役社長
一般社団法人あんしんLifeコミュニティ 代表理事

大手損害保険会社で事務企画や本店営業を経験後に2010年にFPとして独立。女性の視点も踏まえたお金のノウハウをセミナーや企業研修にて延べ3,000人以上の方々に伝授。家計相談を中心とした個別相談やマネー情報等の執筆でも活動中。
著書:「小学生にもわかるお金のそもそも事典」

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