携帯料金の滞納はブラックリストに載るの?裁判沙汰にはなるの?

携帯料金の滞納はブラックリストに載るの?裁判沙汰にはなるの?

携帯料金の滞納

携帯料金の滞納はブラックリストに掲載されて裁判を起こされてしまうのか

毎日当たり前のように使用する携帯電話やスマートフォン。今や携帯電話を使用しない日はありません。通話をしなくても、メールやSNS、インターネット、スマートフォンアプリ、GPS、オンラインゲームなど、携帯電話は通話以外の目的でも使用できます。携帯電話はもはや、私たちの暮らしに欠かせない存在です。

しかし、ときどき「携帯料金を滞納しています。どうしたら良いでしょうか」というご相談を受けます。携帯電話料金を滞納し、利用停止になってしまうと、通話がかけられなくなるだけでなく、会社や友人、家族などから急な連絡を受けられなくなってしまうため、非常に不便です。それだけでなく、信用情報などにも影響する場合があります。

今回は、携帯電話料金を滞納したらどうなるか、利用停止までの流れや信用情報への影響、そして携帯電話料金を滞納してしまいそうなときの対処法についてご紹介します。

携帯料金を滞納するとどうなる?いつ利用停止になるの?

「携帯料金を滞納して、携帯電話を止められた」という話は、1度は聞いたことがあるかもしれません。毎月の携帯電話料金を滞納すると、 携帯電話の利用を停止されてしまいます。

携帯電話料金を滞納するといつから利用を停止されるのかなど、順を追って確認しましょう。

自宅に請求書と振込用紙が届く

自宅に請求書と振込用紙が届く

携帯電話料金は、1カ月間の通信料に応じて、携帯電話会社それぞれの支払期限までに支払います。料金の支払い方法は、金融機関やコンビニエンスストアでの支払い、金融機関の口座から自動引き落とし、クレジットカード支払いの3通りです。

携帯電話料金を支払期限までにコンビニエンスストアなどで振り込みができなかった場合や、預金口座の残高が不足していて携帯電話料金の支払いができなかった場合は、支払期限から1週間ほど経過した後、自宅に請求書と振込用紙が届きます。

請求書と振込用紙には、請求金額や振込先、支払期限と携帯電話の利用停止予告日が記載されています。利用停止予告日までに、振込用紙をコンビニエンスストアなどに持参すれば、携帯電話料金を支払うことができます。

自宅に督促状が届き、携帯電話・スマートフォンが使えなくなる

携帯電話・スマートフォンが使えなくなる

請求書に記載されている期限までに携帯電話料金を支払わなかった場合、数日後、利用停止に関する通知が届きます。この通知に記載されている期日までに、携帯電話料金を支払わなければ、携帯電話やスマートフォンの回線が利用できなくなるため注意しましょう。

携帯電話会社により多少のずれはありますが、携帯電話料金を滞納した場合、支払期限からおよそ3週間で利用が停止され、利用停止期間中にかかってきた電話には、「おかけになった電話番号は、お客さまの都合によりおつなぎできません」といった音声が流れます。

利用停止になると、携帯電話番号を使った通話やメール、Wi-Fiがない環境でのインターネットの使用はできません。ただし、Wi-Fiを接続すれば、インターネットやスマートフォンアプリ、SNSを介した通話は使用可能です。

なお、地震津波などによる災害に関する警報はWi-Fiに接続しなくても受信できます。

強制解約される

強制解約される

携帯電話の利用が停止された後も料金を滞納し続け、利用停止からおよそ1カ月経過すると、「強制解約通知」が送られてきます。

通知には、記載の期日までに滞納している携帯電話料金を支払わないと、携帯電話契約が強制的に解約されること、滞納している料金の回収は、債権回収会社へ委託すること、差し押さえなど法的措置の手続きを取る可能性があること、信用情報機関に通知することなどが記載されています。

その後、滞納している携帯電話料金を支払わないまま、強制解約の通知に記載されている期日が過ぎてしまうと、契約は解約されます。携帯電話会社により多少異なりますが、強制解約までの期間は、通常の支払期限からおよそ2カ月です。

携帯電話の契約が強制解約になると、かかってきた電話には、「お客さまのおかけになった電話番号は、現在使われておりません」といった音声が流れます。

携帯電話契約を強制解約されると、携帯電話が使用できなくなるだけでなく、さまざまなデメリットがあります。

請求書が届いたらすぐに、滞納している携帯電話料金を支払いましょう。強制解約される前に滞納している携帯電話料金をコンビニエンスストアなどで支払えば、再び携帯電話が利用できます。

携帯料金の滞納でブラックリストに載る?裁判も?

強制解約された後も滞納を続けるとどうなるのでしょうか。

強制解約の通知には、債権回収会社からの取り立てや差し押さえ、ブラックリストに載るといったことも記載されています。

強制的に解約された場合、料金の支払いや利息の有無、新たに携帯電話の契約をする場合などの問題があります。

遅延損害金が発生する?

遅延損害金

「携帯電話の利用を停止されたから」、「契約を強制的に解約されたから」と言って、滞納している携帯電話料金を支払わなくて良いわけではありません。滞納を続けると、滞納している携帯電話料金だけでなく、滞納期間分の遅延損害金も発生します。

遅延損害金は、携帯電話会社により異なりますが年率15%程度です。

例えば、2万円の携帯電話料金を3カ月間(91日)滞納した場合の遅延損害金は、2万円×15%×91日÷365日=748円ですので、滞納している携帯電話料金と合わせて20,748円を支払うことになります。

遅延損害金は日割りで計算され、滞納している期間が長くなるほど、遅延損害金の額は大きくなります。携帯電話料金の支払いからは逃れられないのです。

ブラックリストに載るの?

ブラックリストに載る

携帯電話の契約を強制解約されると、「電気通信事業者協会」および「信用情報機関」の2つのブラックリストに載ってしまいます。

まず、電気通信事業者協会について確認しましょう。

電気通信事業者協会では、携帯電話会社各社が料金未払いなどに関する情報を交換しています。携帯電話の契約を結ぶとき、携帯電話会社はこの電気通信事業者協会に契約者情報を照会しますが、ここで未払いの記録があると、携帯電話の契約はできません。

また、携帯電話料金を滞納し、契約を強制解約された場合、「電気通信事業者協会」のブラックリストに未払いの情報が記録されます。

さらに、携帯電話の機種代金を、毎月の通信料に上乗せして割賦払いしている場合には、「信用情報機関」のブラックリストにも記録されてしまいます。

携帯電話を購入したとき、または機種を変更したとき、機種代金を通信料に上乗せにして支払う方はとても多く、利用者は特に意識せずこの支払方法を選んでしまいます。しかし、機種代金の割賦払いはローンの一種。そのため、支払いが遅れると信用情報機関に記録されてしまうのです。

銀行などの金融機関やクレジットカード会社、信販会社、消費者金融、携帯電話会社など、多くの会社が信用情報機関に加盟しており、契約者の支払い状況や支払い能力などの信用情報を共有しています。そして、1度信用情報に未払い情報が記録されると、通常5年間はその情報が消えません。

信用情報に未払い情報の記録があると、クレジットカードを作るときの審査や、住宅ローンや自動車ローンを利用するときに、とても不利になります。

新しい携帯電話・スマートフォンの契約ができなくなる?

新しい携帯電話の契約ができなくなる

前述の通り、携帯電話の契約を強制解約されると、電気通信事業者協会のブラックリストに登録され、未払い情報が各キャリア間で共有されます。

そのため、電気通信事業者協会のブラックリストに名前が載っていると、他の携帯電話会社においても新たな携帯電話契約を結ぶことができません。

ただし、滞納している携帯電話料金と遅延延滞金を支払い、未払いを解消すると、このブラックリストからは名前が消えるため、その後であれば新たな携帯電話契約ができます。

裁判沙汰になるってホント?

裁判沙汰になるかもしれない

携帯電話契約を強制的に解約された後は、携帯電話会社ではなく債権回収会社から、滞納している携帯電話料金の督促を受けるようになります。

債権回収会社からの度重なる通知を無視し、携帯電話料金を滞納し続けると、次は裁判所から訴状が送られます。

訴状が届いた場合は、指定の期日に裁判所に出廷し、滞納している携帯電話料金の支払いについて取り決めを行うことになります。

訴状を無視して出廷しないと、携帯電話会社側の主張を全面的に認めたことになり、裁判所が強制執行の手続きを取って、土地や建物、給与や預金口座などを強制的に差し押さえられてしまいます。

携帯料金を滞納している・しそうなときの対処法

ここまでご説明してきた通り、携帯電話料金を滞納すると、携帯電話が止められてしまうだけでなくブラックリストに記録されてしまったり、最悪のケースでは裁判沙汰になって自分の財産や給与を差し押さえられてしまったりと、大変なことになってしまいます。

そのようなことにならないよう、携帯電話料金は滞納せず、毎月支払うことが1番です。

しかし、予定外の出費があった場合や給与を減らされてしまった場合など、日常生活の中で収入と支出にはたびたび変動があります。日々変化する、私たちの暮らしの中で、携帯電話料金を一時的に支払えなくなることがあるかもしれません。

携帯料金を滞納しそうな場合は、家族にお金を借りたり、カードローンを利用したりしましょう。

家族からお金を借りて支払う

滞納している、または滞納しそうな携帯電話料金を支払うために、まずは勇気を出して家族からお金を貸してもらいましょう。

しかし、家族は心配し、収入の状況や生活費、貯金のことなど事細かく聞いてくる可能性が高いため、家族には知られたくない出費のことを話す必要が出てくるかもしれません。

また、学生の場合は、家族が支援してくれるかもしれませんが、社会人ともなると世間的には経済的に自立した大人です。そう簡単には貸してもらえないかもしれません。

1度は貸してもらえるかもしれませんが、繰り返しになると、いくら家族でも断られてしまう可能性があるでしょう。利息の支払いなどは求めないかもしれませんが、借りたお金はなるべく早く返さないと、信頼を失ってしまうため注意しましょう。

カードローンでお金を借りて支払う

「借金」「ローン」という言葉を聞くと、何となく怖いような、後ろめたいようなイメージを持つ方や、返済が厳しいというイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。

しかし「借り入れ」や「ローン」は決して悪いものではありません。必要に応じて上手に利用すれば、非常に便利な存在です。

特にカードローンは比較的手軽にお金を借りられます。保証人不要で借り入れができるため、周りに知られることもありません。

カード会社にもよりますが、30分程度の簡単な審査でお金を借りられます。

金利は年利2%から18%程度と、カード会社によりさまざまですが、借りた日数だけ利息がつくので、借入期間が短ければ利息は大きくなりません。

例えば、2万円を金利15%で1カ月間借りた場合の利息は、2万円×15%×30日÷365日=246円です。さらに、最初の30日以内に返済すれば、金利がかからない会社もあります。

携帯電話料金の滞納はデメリットばかり

今回は、携帯電話料金の滞納についてご紹介しました。

携帯電話料金を支払期限までに支払わない場合、携帯電話が止められたり、強制解約されたりしてしまいます。強制解約されたからと言って、滞納している携帯電話料金の支払いを免れたわけではありません。延滞期間が長くなると、遅延損害金が膨らみます。

また、契約を強制解約されてしまうと、携帯電話会社のブラックリストに情報が載ってしまい、新たな携帯電話契約ができなくなってしまいます。

さらに、機種代金を毎月の通信料と一緒に割賦払いしている場合は、信用情報機関に記録されてしまうのです。

携帯電話料金を滞納し続けると、最終的には裁判沙汰にもなるため、携帯電話料金の滞納には十分に注意しましょう。

携帯電話料金を滞納しないことが1番ですが、どうしても一時的に料金を支払うことができないこともあるかと思います。その場合は、カードローンの利用も検討しましょう。カードローンは、誰かに知られることもなく、手軽にお金を借りられます。

ただし、無計画な借り入れは、返済が大きくなり支払いが難しくなって、生活の負担になるため気をつけましょう。カードローン会社の規約をしっかり読んで、賢く計画的に利用することをおすすめします。

富田 浩司
富田 浩司

ファイナンシャルプランナー AFP/富田FP事務所 代表

ゴールドマン・サックスでの勤務経験のある独立系ファイナンシャルプランナー。
防衛省陸上自衛隊、国内大手電気会社、外資系証券会社、独立系コンサルタントの経験を経て、2007年(株)フォーチュンフィールドを設立。富田FP事務所所長として、資産運用や家計の見直しセミナー、コンサルティング業務、マネー情報に関する執筆活動を行っている。設立から12年、「家計と企業財務の健康促進パートナー」をモットーに顧客の資産形成および収支改善に向けアドバイスを行っている。
著書:『子育てママのためのお金の教室 実況中継』、『「稼ぐFP」の作り方:ネット社会を生き抜く新しいFP戦略とは』

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