経緯を知ろう

何が問題に挙げられたのか

VWは一体何をしたのか、それを知らない人もいると思うので簡単に説明していこう。企業ぐるみで行った不正とは、いうなればディーゼル車の排ガス規制に対して嘘をついていたのです。現在。ディーゼル車に対する風当たりが強いのをなんとなく感じている人もいるでしょう、環境破壊を行う排ガスが出ないような自動車を生産することで、ECOで手軽な未来を創りだそうと言うわけだ。冷静になって考えるととてつもなく難しい問題だ、そしてその壁にぶち当たってしまったからこそVWは踏み外してはいけない道へとその一歩を踏み出してしまったのです。

今回の事件について紹介しているところは色々ありますが、中でも非常に分かりやすい例えをしているのがあった。VWのしたことは、いわゆる『身代わり受験』というものに値する。身代わり受験は日本でも禁止されている行為で、特に大学の受験で度々発覚することもある。個人的に覚えているのは、娘の受験に教職員として働いている‘父親が身代わり受験’をして、その大学を二度と受験できなくなってしまったニュースがあった。色々無理があったのではないかと突っ込みたくなるが、今回の場合だとVWのしたことは排ガス規制を不正に通過できるように適合エンジンが問題となっている。

詳しい原理や理由については今回は置いておくとしよう。あえて触れないでいるのにも理由はある、一言で言えば聞いているとしょうがないと思えてきてしまうからだ。排ガス規制に関して、実は欧米と北米とでは面白いくらいに基準が異なっているため、それらに合わせようとすると自動車生産が追いつかないデメリットを抱え込んでしまう、といった問題がある。そんなことはこの際、どうでもいいのです。問題となるのは、VWが事実として反社会行動をしたことによる経済的な影響が一番の懸念材料だからだ。日本も他人事ではない、大問題へと巻き起ころうとしているのです。

人気ブランドだからこそ

VWを愛用している人もいると話しましたが、同時にそこまで見たことはないと感じる人もいるかもしれません。確かにあまり見ないタイプかもしれません、何せ日本の自動車メーカーは世界的ブランドとなっているトヨタを始めとして、様々なメーカーによる品質の高い自動車を生産しているため、自国のメーカーを愛用している人が多いはず。そうすると外国産の自動車を使ってもあまりメリットはないように見えますが、VWの自動車はクラシックなものが多く、お洒落な外観から一目惚れしたから使っている、なんて人も多いのではないだろうか。

ですが実際日本でも輸入している自動車メーカーのブランドの中では、何気に一番多かったりするのです。

輸入車の割合

  • 1位:VW - 19.27%
  • 2位:ベンツ - 19.08%
  • 3位:BMW - 13.37%
  • 4位:アウディ - 9.51%

経済的に見ても

この数字を見てもらえれば分かるように、日本もまた経済的な影響力は決して少なくなく、ボヤ騒ぎ程度では収まりません。何だかんだで日本も1億人以上が住んでいる、この中でVWの自動車を乗っている人となったら、どれほどいるかという話にもなる。単純に考えれば約1/5、現在の人口から考えてもおよそ2,400万人が利用しているとしよう。乗っている人にすれば今後自動車そのものを買い換えなければならないかもしれないとすると、負担も大きくなる。それはそれで由々しき問題です。

ですが経済という側面で考えれば本当に戦々恐々としているのは、VWを信頼して投資をしていた投資家たちの方だ。それこそアメリカのように集団提訴するか前も辞さないとなったら、飛び火したことになる。また現在の株価市場にも影響は及んでしまうため、どう対処すればいいか引き際を考えている人も多いでしょう。誰もが損をするためではなく、儲けを獲得するために証券取引をしているわけですから、VWがしたことの代償はあまりに高くつきすぎたようだ。

かき回される経済

経済循環は常に一定の流れで回り続けている、ですが同時に非常に脆い部分もあり、ほんの少し歯車の動きが乱れてしまうだけで大きな波紋となって経済を狂わせる。これがVWのような大型案件ともなると、影響力の大きさは言うまでもなく強大だ。まだこれでも増しになっている日本の経済もまたその影響で損害を被る人は出てくる。そしてVWの行った不正事実が日本の自動車メーカーもしているのではないかと、そんな疑いを持つ人も少なからず出てくるでしょう。

健全な企業展開をしているとは言い切れないのが苦々しいものの、これ以上困難な状況に陥るのだけは正直勘弁して欲しい、本音ではみんなそう思っているかものしれません。