これからが本当にまずいとのこと

一番の爆弾となっているのは

中国市場がもう後がないのは、普通に考えられる夢見がちな心を持っていない人にはすぐに理解できるはずだ。一時期こそ儲けはあったかもしれない、それに味を占めて中国はこれからも成長し続けると勘違いしてしまった人は、正直手がつけられないでしょう。成功した例などを紹介するメディアの様子も何度なく見てきたが、どうにも信じる気にはなれなかった。そこに中国なんて、といった嫌中意識があるわけではない、ただ株式の流れや儲かるなどという話を聞かされてもイマイチ信じる気に筆者はなれずにいた。結果的にそれが正解だったわけだが、脚を突っ込んでいたら引き返せないところにいただろうと思う。

株式もいうなればギャンブルみたいなものだ、ただそれもハイリスクでありながらもハイリターンという仕組みからのめり込んでしまう人の気持ちも理解できないわけではない。ですがここでも肝心なのは、先にも上げたように引き際を見誤らないことだ。マネーゲームは連続性を伴うものではない、単発性と考えるのが道理なのです。

中国の株式で一番儲かっている、注目を浴び続けている業界といえば色々ですが、中でも注視したいのは『レアメタル市場』についてだ。中国はレアアース・レアメタルなどの希土類が産出されることでも有名な国です、実際日本も輸入の大半は中国に依存傾向を見せている。ですがレアメタルやレアアースなどは市場においてきちんとした取引所は存在しない。理由としては、単純に取引数が極端に少なく、日本はおろかアメリカやEUですら専門的に取り扱っている市場は皆無となっている。

それをあろうことか、中国はバブル経済であることをいいことに、レアメタル取引所を設立させたのです。どうしてそんなことをしたのか、それはレアメタルというものが中国国内において、国民経済を発達させるために重要な役割を担っていると考えられているからだ。

絶対的な数が少ないからこそ

レアメタルそのものの数は世界的に見て少ない、だからこそ希土類と呼ばれる由縁となっているわけだが、中国はそのレアメタルが他国と比べても多く産出される。それらの保護と利用は世界という観点からして非常に重要な意味合いを有しており、中国としても国家戦略に組み込まれているほどだ。

5年ほど前、沖縄で発生した『尖閣諸島中国漁船衝突事件』が巻き起こった際、中国は日本に対する抗議をとしてレアメタルの輸出を禁止する措置を下したことがある。薄っすら覚えている人もいるでしょう、この時ほどレアメタルの存在が取り上げられる事はなく、知識もなかった人にはそんな物があるのかと1つ豆知識が増える程度に捉えていたでしょう。それだけ中国が日本に対して強きに慣れるほど、レアメタルを取引材料に持ち込めるほどに希土類に恵まれているのです。

それを国家的に取り扱うことで公平かつ公正な市場取引を作り出さなければならないという。これを言われてそれは確かにそうだと思う部分もあるかもしれない、ですが同時にどうも裏があるとしか思えないという思惑が読み取れる部分もあるため信じるという選択肢を取るまでに至らない。この市場を実際に管理していたのは『昆明泛亜有色金属取引所(FYME)』という、政府が完全バックアップしている取引所だ。

公平で公正な取引ができる、しかも希少価値の高いレアメタルともなれば一攫千金も夢ではない、投資家がそんな方程式を思い浮かべてもおかしくありません。ですが黒い噂とは何処からでも流れるようで、最近になってこんな噂が中国の投資家たちの間で流れていたという。

債務不履行になるとの噂

その噂とは、このまま行けば日本円で約8,000万億円もの大金が債務不履行で無かったことになるというのだ。話を信じて投機した投資家たちの顔色が真っ青になった瞬間と言えるでしょう。根も葉もない噂ではありますが、危機感が危機感を呼び払い戻しや抗議などが相次ぐようになったという。この事態を受けてFYMEは現物市場の安定とリスクコントロールを強化する目的で一部取引を停止するとの発表を下した。

ここまで来ると話が全て嘘だったのではないかと気づく人もいたのかもしれませんが、後の祭りと言えるでしょう。そもそもレアメタルなどの希土類は市場において取引される上で公正や公平といった言葉から一番縁遠いことでも有名だからだ。そもそも希土類の市場価値は金属雑誌やオンラインなどの情報を参考指標にしながら相対取引されているほどで、一概に価値を決めるのは不可能と言われている。だからこそこれまで株式上場されることもなく、まともに取引所を作ろうとしなかったのです。

FYMEを中心とした政府が興した行動は、完全に何も知らない大衆から大金を巻き上げて搾取しようとする詐欺師同然の行いといえる。これでよくもまぁ市場をあそこまで活発化させられたものだと褒められたものだが、それもそろそろ沫と化して消えそうだ。こういっては何だが、中国の投資家たちには同情する以外に送る程度しか出来ない。

実際に被害は出ている

これらの問題に比例するように、アメリカで最大規模と言われていた希土類生産企業が40億円相当の社債利払いを見送る決断を下し、破産申請も準備しているという。中国が規制緩和したことで市況が悪化、株価が暴落したが故の末路だった。資金繰りに喘ぐように大手企業だった会社が簡単に破滅にまで追い込まれてしまった。

もうこうなるとどうにもならない、中国のしていることが何もかも矛盾だらけに見えてきてしまう。